ヘアケア

扇風機で髪を乾かすのはよくない?痛む?美容師が併用はありだがドライヤー代わりに使うのはNGと解説

*プロモーションを一部含みます。

この記事でわかること

  • 扇風機で髪を乾かすとどうなるのか(メリットとデメリット)
  • 美容師が「扇風機だけはNG」と断言する理由
  • 髪と頭皮を守るための正しい乾かし方
  • ドライヤーと扇風機を「併用」するおすすめ方法

夏の暑い日、ドライヤーの熱風がつらくて「扇風機で乾かせば涼しくて楽なのでは?」と思ったことはありませんか?

確かに扇風機なら快適ですが、実は髪と頭皮には大きなリスクがあり、美容師としてはおすすめできません。

本記事では、扇風機だけで髪を乾かすと起こるトラブルと、その理由をわかりやすく解説します。

さらに、ドライヤーと扇風機を上手に併用して髪を守る正しい乾かし方も紹介します。

ぜひ参考にしてくださいね!

安い扇風機

【この記事の著者】

ぼくのヘアケア
Labo編集部

髪がキレイになる手伝いをする」をテーマに、ヘアケアに関する役立つ情報を届けるメディア。
実際に使用した商品のみをレビューすることをポリシーに掲げ、忖度なしのレビューを届けます。

【監修者】

  • 表参道で美容師を10年
  • ヘアケア商品が大好きなヘアケアマニア
  • ”実際に使った商品のみ”をレビュー
  • 価格.comマガジンの公式ライター
  • 運営者情報はこちら

※監修者は商品の推薦ではなく、「商品検証」「選び方」について監修しています。
合同会社LICは、日本毛髪科学協会厚生労働省消費者庁の発信する情報を基に、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

扇風機で髪を乾かすのをおすすめしない理由

扇風機での髪乾燥は一見合理的に思えますが、髪と頭皮の健康を考えると避けるべき方法です。

主な問題点を詳しく見ていきましょう。

半乾きになりやすいため、雑菌・頭皮臭の原因につながる

扇風機の最大の問題は、完全に髪と頭皮を乾かしきれない

扇風機の風は冷風のため、ドライヤーの温風に比べて水分を蒸発させる力が弱く、特に髪の根元や頭皮が湿ったままになりがちです。

この半乾きの状態が続くと、頭皮に雑菌やカビが繁殖しやすい環境を作ってしまいます。

雑菌の繁殖により引き起こされる問題は深刻で、フケの増加、頭皮の臭い、かゆみなどのトラブルが発生します。

特に梅雨時期や湿度の高い日は、雑菌が繁殖しやすくなるため注意が必要です。

キューティクルが閉じないので髪が傷みやすい

髪の美しさを保つ上で重要な役割を果たすのがキューティクルです。

ドライヤーの温風には、開いたキューティクルを整えて閉じる効果がありますが、扇風機の冷風だけではこの効果は期待できません。

キューティクルが開きっぱなしの状態では、髪内部の水分やタンパク質が流出しやすくなります。

また、外部からの摩擦や紫外線などのダメージも受けやすくなるため、髪が徐々に傷んでいってしまいます。

この状態が続くと、髪のツヤがなくなり、手触りも悪くなってしまいます。

あと、、、髪のまとまりが全然違いますね。

仕上がりがパサつく・まとまらない

扇風機だけで乾かした髪は、水分が中途半端に残った状態になりやすく、その結果としてパサつきや広がりが目立つ

適切に乾かされていない髪は、ツヤが出にくく、まとまりも悪くなります。

朝のスタイリング時にも思うような仕上がりにならず、スタイリングの再現性も低下してしまいます。

特に湿度の高い日は、髪が広がりやすくなり、一日中髪型が決まらないという状況に陥りがちです。

どうして「扇風機でも良い」と思われがちなのか

扇風機での髪乾燥が選ばれる理由には、いくつかの魅力的なメリットがあります。

まず、涼しく快適に乾かせる点が大きな魅力です。

特に夏場のドライヤー使用は暑さとの戦いでもあり、扇風機なら涼しい風で快適に過ごせます。

次に、電気代が安いという経済的なメリットもあります。

扇風機の消費電力はドライヤーよりもはるかに少なく、節約志向の方には魅力的に映るでしょう。

また、熱ダメージを避けられるように感じることも理由の一つです。

「熱は髪に悪い」という知識から、冷風の扇風機の方が髪に優しいと考える方も多いはずです。

しかし、これらのメリットよりも「乾かしきれない」ことによるリスクの方がはるかに大きいのが現実です。

短期的な快適さよりも、長期的な髪と頭皮の健康を優先することが重要です。

今日からできる!正しい乾かし方チェックリスト

  • タオルでしっかり水分を取ってから乾かしている
  • ドライヤーで根元から毛先まで8割以上乾かしている
  • 最後は冷風 or 扇風機で仕上げている
  • ヘアオイルや洗い流さないトリートメントを併用している

タオルでしっかり水分を取ってから乾かしている

髪が濡れたままドライヤーを使うと、乾燥時間が長くなりダメージも増加します。

タオルで優しく水分を吸い取ることで、ドライヤー時間を短縮でき、熱ダメージも軽減できます。ゴシゴシこするのではなく、「タオルで挟んで押さえる」イメージで行いましょう。

ドライヤーで根元から毛先まで8割以上乾かしている

根元が湿ったままだと頭皮トラブルの原因になります。

まずはドライヤーを頭皮に向け、根元から乾かすのが基本。毛先は自然に乾きやすいので、最後に軽く乾かせばOK。髪全体が8割以上乾いた時点で切り上げると過乾燥も防げます。

最後は冷風 or 扇風機で仕上げている

仕上げに冷風を当てると、開いていたキューティクルが引き締まり、髪のツヤとまとまりが格段にアップします。

さらに、頭皮にこもった熱を逃がしてくれるので、汗をかきやすい夏場にも快適。扇風機やエアコンの風を利用するのも効果的です。

お出かけ前にはおすすめできませんが、夜乾かすのに使うならまだOKかな!

安くてコスパいいならコレ!

高級ドライヤー一覧

画像
商品名マグネットヘアプロ
ゼロプラス
ホリスティックキュアRp.リファプロリファスマートWリファBX絹女〜KINUJO〜ダイソンナノケアヤーマンナノケア
アルティメイト
レプロナイザー7Dレプロナイザー27Dレプロナイザー107D
価格(税込)32,450円33,000円43,000円40,000円58,300円35,200円45,760円38,610円55,000円84,150円79,200円112,200円167,200円
重さ350g450g740g330g740g363g697g550g414g590g750g795g740g
風量
(5.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
性能
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
質感の良さ
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
使いやすさ
(5.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(3.0 / 5.0)
(3.0 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
コスパ
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(2.0 / 5.0)
(2.0 / 5.0)
(3.0 / 5.0)
(1.0 / 5.0)
(1.0 / 5.0)
おすすめ度
(5.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(3.0 / 5.0)
(3.0 / 5.0)
(3.0 / 5.0)
(1.0 / 5.0)
(1.0 / 5.0)
レビュー記事詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る
左からおすすめ順で並んでいます

ヘアオイルや洗い流さないトリートメントを併用している

乾かす前にアウトバスケアを取り入れることで、熱から髪を守り、仕上がりの質感がぐっと良くなります。

  • しっとりさせたいなら「オイルタイプ」
  • 軽やかに仕上げたいなら「ミルクタイプ」
  • 手早く全体になじませたいなら「ミストタイプ」

と使い分けると、自分の髪質や仕上がりの好みに合わせたケアが可能です。

おすすめのヘアオイルもまとめているので、気になるかたはみてくださいね!

まとめ|扇風機だけはNG!正しいケアで美髪を守ろう

扇風機は髪乾燥の「補助」としては活用できますが、「メイン」の乾燥方法としては適していません。

完全に乾かしきれないことによる雑菌繁殖のリスクや、キューティクルが整わないことによる髪の傷みを考えると、やはりドライヤーでの乾燥が基本となります。

頭皮環境や髪のツヤを守るためには、ドライヤーでしっかり乾かした後に、仕上げとして冷風や扇風機を使う方法がベストです。

この方法なら、ドライヤーの熱ダメージを最小限に抑えながら、髪と頭皮を健康な状態に保てます。

美髪を保つためには、熱ダメージ対策と正しい乾かし方の両方が必須です。

一時的な快適さよりも、長期的な髪の健康を重視した選択をしていきましょう。正しいヘアケア習慣で、いつまでも美しい髪を維持してください。

-ヘアケア