この記事でわかること
- ツーブロックの直し方について
- カッパの直し方について
ツーブロックに挑戦したら、サイドが浮いてまとまりが悪くなってしまった
ツーブロックにしたら、サイドが浮いてしまった、扱いにくくなってしまったとお悩みのかたへ、美容師が解説していきます!
この記事を見ていただければツーブロックの失敗の直し方ので、ぜひ参考にしてください。
ツーブロックとは?どんな髪型か紹介
上記の写真のように、ツーブロックとは刈り上げた下部分と上部分を繋げずに、髪のブロックが2つに分かれている特徴があります!
なぜこれほどツーブロックの人気が高いかも美容師目線で解説します。
- サイドのボリュームを抑えることができるので広がりにくい
- 刈り上がっていることでスッキリして爽やかさが出る
他にも理由はありますが、扱いやすさと清潔感の2点から人気が高くなっています!
若い子から大人まで幅広い人におすすめできるヘアスタイルになります!
ツーブロックの失敗は4つある
- カッパみたいにサイドが浮いてしまった
- 刈り上げすぎてしまい、バランスが悪い
- 直毛すぎてヘルメットみたいになった
- セットがうまくできなくて扱えない
1つずつ解説していきますね!
失敗例①|カッパみたいにサイドが浮いてしまった
ツーブロックの失敗の代表格と言える、カッパのようにサイドの髪が浮いてしまった状態です。
この失敗はショートスタイルのツーブロックで起こりやすく、文字通り見た目はまるでカッパのようで悲惨な状態です。
一度この状態になってしまっていると、サイドを寝かせて落ち着かせるのも至難の業です。
髪質が硬くて剛毛な人に起こりやすい失敗になりますね
失敗例②|刈り上げすぎてしまい、バランスが悪い
ツーブロックで重要なことは、上と横のブロックを自然な段差でつながるようにすることです。
しかし、上に残す髪のボリュームがあまりに多すぎるなどで、横の部分との差が不自然になってしまうと、バランスが崩れてこの失敗パターンになります。
また、ツーブロックの段差を高めの箇所にいれた場合、刈り上げすぎでバランスの悪い状態になったりもします。
ツーブロックに求められるのはあくまで自然な段差なので、上と横のバランスが大事です。
頭の形に合わせて刈り上げることも重要になりますね
失敗例③|直毛すぎてヘルメットみたいになった
髪の毛が直毛すぎる方は、浮いてしまってヘルメットのようになるのがこの失敗パターンです。
直毛すぎる髪の毛は寝かせることができず、どうしても馴染まないで浮いてしまいますので要注意です。
また、そもそもツーブロックというスタイルは、そのヘアスタイルの構造自体がヘルメット状態のものではあるので、直毛だったり硬すぎたりする髪質の方の場合にはこの失敗がとても起こりやすくなります。
馴染みにくい髪質の人は注意が必要ですね。
猫っ毛のように柔らかい髪はそこまで心配しなくてもいいですが。
失敗例④|セットがうまくできなくて扱えない
ツーブロックという髪型は、トップの長さやデザインなどを自由に変えることができ、長さによって色々アレンジしたりもできます。
とても自由度が高くオシャレなスタイルです。
その分セットはとても重要で、ちゃんとセットできないと思ったような形にならず失敗、というパターンになってしまいます。
ツーブロックはセットしないと始まらないと言っても過言ではないくらいなので、自分でもちゃんとセットできるようになる必要があります。
メンズは基本的にセットありきでカットすることが多いのでスタイリングに慣れると楽しめますよ!
ツーブロックが失敗してしまった原因
- 髪質への理解が足りてなかった
- 頭の形や生え癖を考慮してカットをしていない
- 理想の髪型やスタイルを共有できていない
美容師がツーブロックがなぜ失敗したかを解説していきます!
お客様の理解と、美容師の腕が大切になることが伝われば嬉しいです!
髪質への理解が足りてなかった
髪質を理解して長さを調節したり、スタイルをデザインしたりしていかないと、ツーブロックは失敗しやすいです。
具体的には、例えば髪質が太くてハリがあって硬い方は、ツーブロックにした時にカッパになる危険性が非常に高いです。
また直毛だと髪を寝かせるのが難しかったりします。
こういったことを考慮してトップとサイドを調整していかないと、ツーブロックが失敗する原因になります。
ただ刈ればいいのではなく、バランスに合わせることが重要です!
頭の形や生え癖を考慮してカットをしていない
頭の形はツーブロックをオシャレに仕上げるためには重要な要素です。
例えば頭のてっぺんから少し横の部分、いわゆるハチの部分がはった骨格の方は、カッパ状態になりやすいです。
日本人にはハチの部分がはった骨格の人が多いと言われていますので、こういったことを理解してカットする必要があります。
刈り上げにする部分などを調節していかないとツーブロックは失敗します。
また生え癖なども重要で、癖に合わせてトップの長さやサイドの刈り上げを調節しないと、馴染ませることができずヘルメット状態になったりします。
簡単そうに見えますが、美容師の腕が重要になってくるヘアスタイルになります!
理想の髪型やスタイルを共有できていない
ツーブロックは自由度の高い髪型で、トップとサイドの長さや刈り込みの位置などによって様々に変化させることができ、とてもオシャレなスタイルです。
ですが自由度が高いということは、裏を返せばそれだけ決まった形がない、ということでもあります。
このためツーブロックと一口に言っても色々なスタイルがありすぎて、お客様は自分のイメージを全て言葉にして伝えることが難しく、また美容師さんにはイメージを形に落とし込む腕が求められます。
ツーブロックで失敗しないためには、なるべく具体的にイメージを共有することが大事です。
そのためにはお客様とのコミュニケーションと美容師さんの腕前、この両方が十分なレベルでないといけません。
カットがうまくてもイメージが共有できないなら満足いきませんからね
ツーブロックの失敗を直す方法
- 髪を短くして、スタイルを変える
- パーマをかけることでメリハリをつける
- ハードワックスやジェルを使って固める
もし失敗した場合の直し方は3つあると思います。
どれが自分に合うのかを検討していただければと思います。
対処法①|髪を短くして、スタイルを変える
トップが浮いてしまったり、サイドが広がってしまったりしてカッパ状態やヘルメット状態になった時、真っ先に考えてほしい方法が髪を短くすることです。
特に剛毛で硬い髪の方などはトップがどうしても浮いてしまったり、また髪が重くて違和感が残ってしまったりします。
そういう方は髪型をショートやベリーショートにすることで全体をまとめることができます。
広がっているのであれば広がらないところまで刈り上げたり、ツーブロックの違和感がなくなるまで短くしたりすれば、しっかりとまとまった髪型にすることができます。
対処法②|パーマをかけることでメリハリをつける
パーマをかけることでメリハリができて、浮いてしまっている部分も馴染むようになります。
また全体的にふんわりした雰囲気を出すことができ、オシャレ度もアップします。
他にも直毛の方などで毛先がハネたりした時は、毛先にパーマをかけることで浮きやハネの状態を修正することができます。
髪質的に重めの方や、長めのデザインにした時なども、パーマで動きをつければ重さを解消して、その上色々なデザインを楽しむこともできるのでおすすめです。
対処法③|ハードワックスやジェルを使って固める
ツーブロックに違和感がある場合、その失敗はスタイリング次第で修正できます。
そもそもツーブロックという髪型はセットが重要なので、スタイリング剤をつけてセットをしっかりしましょう。
ワックスやジェルなど、どのスタイリング剤でもなるべくハードなものを選んでセットします。
特に、トップは高さやボリュームを出すように意識して立ち上げて、再度は抑えるように潰していけば、かなり違和感ない形に仕上がりやすいです。
全体が馴染んでいないと違和感が残るので、トップを立ち上げてバランスを取り、サイドは寝かせて馴染ませるようにセットできれば、オシャレなツーブロックになります。
メンズはスタイリング次第で印象が大きく変わりますよ!
ハードワックスのおすすめ
ハードジェルのおすすめ
ツーブロックを失敗しないためには美容師選びが大切
ツーブロックという髪型は自由度の高さが大きなメリットですが、自由に色々するためには美容師さんがしっかりとした技術を身につけていて、たくさんの選択肢から最適なやり方を選び出せる力量である必要があります。
また、お客様のご要望をちゃんと聞いて、事前にしっかりとイメージできるかどうかも重要になります。こういったカウンセリングの上手さは、ある程度経験に裏打ちされる要素も出てきます。
このような点から、ツーブロックがオシャレに仕上がるかどうかは美容師さん次第という部分があるので、美容師さん選びはとても重要になります。
まとめ
今回はツーブロックの直し方、カッパになる原因について解説していきました。
ツーブロックは清潔感があり、もっさりしやすい人にもおすすめのヘアスタイルになります。
ただ、髪質や頭の形によっては浮いてしまう可能性がありますので、担当の美容師と相談しながら挑戦していただければと思います。
清潔感とかっこよさのあるヘアスタイルを楽しんでくださいね!