定番の男性のヘアスタイルとして人気のあるものには『ツーブロック』と『刈り上げ』があります。
どちらも清潔感やスタイリッシュな印象を与えやすい似た髪型ですが、この2つには意外と知られていない明確な違いがあります。
この記事では、それぞれのスタイルの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説しながら、自分に合った髪型の選び方をお伝えします。
セルフカットのポイントや失敗時のリカバリー方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
ツーブロックと刈り上げの違いは段差ができるか、できないか
- ツーブロック・・・サイドや後ろを短く刈り上げ、トップの髪との間に明確な段差を作るスタイル
- 刈り上げ・・・バリカンやはさみなどで、髪の毛でグラデーションを作りながら短くしていくスタイル
ツーブロックと刈り上げの最大の違いは、刈り込みに「段差ができるかどうか」にあります。
ツーブロックでは、この段差が生むコントラストが刈り上げよりもスッキリした印象を与えます。
一方、刈り上げは、刈った部分がスロープ状のゆるやかな丸みを帯びていることが特徴です。
たとえば、ツーブロックは髪を長めに残してアレンジを楽しむことができ、若々しい印象やカジュアルさを求める方に人気です。
反対に、刈り上げはシンプルで整ったスタイルが特徴で、落ち着いた雰囲気やフォーマルな場に適した髪型として選ばれることが多いです。
ツーブロックとは?
上記の写真のように、ツーブロックとは刈り上げた下部分と上部分を繋げずに、髪のブロックが2つに分かれている特徴があります!
なぜこれほどツーブロックの人気が高いかも美容師目線で解説します。
- サイドのボリュームを抑えることができるので広がりにくい
- 刈り上がっていることでスッキリして爽やかさが出る
他にも理由はありますが、扱いやすさと清潔感の2点から人気が高くなっています!
若い子から大人まで幅広い人におすすめできるヘアスタイルになります!
刈り上げとは?
刈り上げとは、サイドや後ろの髪を短く刈り込むスタイルのことで、トップの髪と段差をつけずに全体を滑らかに整えるのが特徴でした。
特に、フェードカット(徐々に短くなるスタイル)を含む刈り上げは、清潔感やシンプルさを強調した髪型として人気があります。
刈り上げの高さや範囲を調整することで、自分の個性を活かしつつ洗練された印象を作り出すことも可能です。
刈り上げのメリットはシンプルでクールな印象になること!
刈り上げの最大の魅力は、清潔感のあるシンプルさと、クールな印象を与えられることです。
特に、短く整えられた髪型はプロのスポーツマンのようであり、ビジネスシーンや公的な場にも適しています。
また、毎朝のセットがほとんど不要で、手軽にスタイリングができるのも大きなメリットです。
暑い季節には涼しく、運動や力仕事をする方にもおすすめのスタイルになっています。
刈り上げのデメリットは髪型のバリエーションが少ないこと…
刈り上げのシンプルさは魅力でもありますが、逆に言えばバリエーションが限られているというデメリットにもつながります。
トップの髪が短いケースでは、スタイリングでのアレンジが難しく、似たような雰囲気になりがちです。
また、髪が伸びてくると清潔感が失われやすいため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
そのため、セルフメンテナンスなしでは、月1程度で理容室に通う必要があり、他の髪型と同様にコストがかかる点も留意すべきポイントです。
ツーブロックが似合う顔の形は卵顔・丸顔・逆三角形顔など
- 卵顔・・・どんなスタイルでも似合いやすいため、ツーブロックを大胆にアレンジして楽しめる
- 丸顔・・・サイドを短くしてトップを長めに残すことで、縦のラインを強調し、スッキリとした印象を作れる
- 逆三角形顔・・・段差を活かすことで顎周りを目立たなくし、バランスの良い顔立ちに見せられる
ツーブロックは、顔の形をシャープに見せる効果があるため、卵顔・丸顔・逆三角形顔の方に特におすすめです。
ツーブロックのおすすめの長さは4・6・9mm
- 4mm・・・非常に短く、シャープで大胆な印象を作りたいときにおすすめ!
- 6mm・・・程よい長さで清潔感を保ちつつ、自然な仕上がりにしたいときにおすすめ!
- 9mm・・・柔らかい印象を残したい方や、少し髪を伸ばしてアレンジしたい方におすすめ!
ツーブロックの長さは、全体のスタイルや髪質に応じて選ぶことがポイントです。
また、長さによってセットのしやすさや印象が変わるため、自分のライフスタイルや目的に合わせて選びましょう。
刈り上げが似合う顔の形は丸顔・面長顔・四角顔など
- 丸顔・・・サイドを短くすることで顔が細く見え、洗練された印象を作れる
- 面長顔・・・刈り上げる範囲を低めに設定することで、顔の縦長感を抑える効果が期待できる
- 四角顔・・・フェードカットや柔らかいグラデーションを取り入れることで、角張った印象を和らげることができる
刈り上げは、顔立ちをスッキリと見せたい方にぴったりのスタイルです。
刈り上げのおすすめの長さは3・6・9mm
- 3mm・・・ビジネスシーンやフォーマルな髪型を求める方におすすめ!
- 6mm・・・柔らかさを残しつつスッキリとした印象があり、カジュアルさを保ちたい方におすすめ!
- 9mm・・・自然な仕上がりで、顔の形を選ばず多くの人におすすめ!
刈り上げの長さ選びは、仕上がりの印象を大きく左右します。
あなたの求めているスタイルを明確にして、刈り上げの長さを選んでみてください。
目的や場所に応じて長さを調整し、自分に合ったスタイルを見つけましょう。
ツーブロックも刈り上げも幅広い年齢の方におすすめの髪型!
ツーブロックや刈り上げは、そのシンプルで清潔感のあるデザインから、幅広い世代に対応できる万能な髪型です。
若い世代には、トレンドを意識したアレンジや個性的なカットが楽しめるツーブロックが比較的人気になっています。
一方で、大人の男性には、落ち着きと洗練された印象を与える刈り上げが支持されている傾向が強いです。
また、これらの髪型の持つ「応用力」も魅力のひとつです。
ツーブロックなら、スタイリング次第でビジネスにもカジュアルにも対応でき、休日と平日で異なる印象を作ることができます。
刈り上げはその均整の取れたデザインから、どの世代でも馴染みやすく、手入れのしやすさや清潔感の観点からも選ばれています。
これらの髪型は、シンプルでありながら多くの可能性を秘めたスタイルといえるでしょう。
ツーブロックと刈り上げのメンテナンス方法
ここからは、自宅でもできる簡単なツーブロックと刈り上げのメンテナンス方法とリカバリー方法を紹介していきます。
こまめにセルフカットをして、清潔感とスタイルを維持していきましょう。
【セルフカット】ツーブロックはバリカンとヘアクリップがあれば作りやすい!
- ヘアクリップでトップの髪を分ける
- バリカンでサイドと後ろを刈り上げる
- 刈り残しを確認して整える
ツーブロックは比較的シンプルな構造の髪型のため、セルフカットでも挑戦しやすいスタイルです。
用意する道具は、『バリカン・ヘアクリップ・仕上げ用のハサミ』が基本です。
以下の手順で進めると、きれいなツーブロックが仕上がります。
①ヘアクリップでトップの髪を分ける
トップの髪をクリップでしっかり固定し、刈り上げる部分と分けます。
この工程を丁寧に行うことで、仕上がりの段差がきれいになります。
②バリカンでサイドと後ろを刈り上げる
バリカンのアタッチメントを使い、4mm〜9mmの長さに設定。
耳周りや襟足から上に向かって、滑らかに刈り上げていきます。
最初は長めのアタッチメントを使い、少しずつ短く調整することがコツになります。
③刈り残しを確認して整える
鏡を使いながら、刈り残しや段差が不自然な部分をチェックします。
ハサミを使って微調整することで、自然な仕上がりにすることが可能です。
セルフカットは慣れるまで難しいと感じるかもしれませんが、回数を重ねることで自分好みのツーブロックを作れるようになります。
また、スタイリング次第でさらに完成度が上がるため、仕上げにはワックスやジェルを活用してみてください。
【セルフカット】刈り上げはクシで刈りに調整を加えるためテクニックが必要
刈り上げをセルフカットすることは、ツーブロックに比べてやや難易度が高く、慎重さとテクニックが求められます。
その理由は、刈り上げには全体的な均一感が重視されるため、長さや仕上がりにムラがあると目立ちやすいからです。
そこで必要となるのが、クシを使った刈る毛量の細かな調整です。
刈り上げは自分でやるのが難しいので、やらないでください、、、
ツーブロックと刈り上げは刈り方に違いがある!失敗しないようにプロにスタイリングしてもらおう!
ツーブロックと刈り上げは、どちらも人気の髪型ですが、その刈り方やスタイルの仕上がりには明確な違いがあります。
セルフカットで挑戦することも良いですが、これらのスタイルは正確なカット技術が求められるため、プロに頼ることでより理想的な仕上がりを実現できます。
プロのスタイリングを受けることで、自分に合ったヘアケア方法やスタイリングのアドバイスを受けられることもメリットの1つです。
忙しい毎日の中で、手間なく清潔感や洗練された印象をキープできる髪型を提案してくれるのは、美容室ならではの利点です。
髪型はその人の印象を大きく左右する重要な要素であるため、ぜひ美容室を活用して、自分らしさを引き出す最高のスタイルを手に入れましょう!