「ヘアカラーの頻度ってどのくらいが適切なの?」
「リタッチのヘアカラーの頻度ってどのくらい?」
と疑問に思う方はいるのではないでしょうか。
今回は、ヘアカラーの頻度について解説します。
リタッチや全体染めなどメニュー別に解説しているので、本記事で適切な頻度を知って快適なヘアカラーを実現しましょう。
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Labo編集部
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ヘアカラーの適切な頻度
- リタッチは1ヶ月半〜2ヶ月
- リタッチ|綺麗な髪色をキープするなら1ヶ月
- 全体染め|綺麗に保つなら1ヶ月程度
- 全体染め|明るくするなら半年に一度
- 白髪染めの場合は1ヶ月半に一度
ヘアカラーは、リタッチや全体染め、白髪染めなどメニューによって頻度が異なります。
どのカラーも基本的に1ヶ月に一度が無難ですが、メニューや髪質によっても異なるので、適切な頻度を知っておきましょう。
リタッチは1ヶ月半〜2ヶ月
リタッチは、根本部分のみを染める施術のため、比較的頻度は低く1ヶ月〜2ヶ月がおすすめ!
髪の毛は1ヶ月に1.5cmほど伸び、根元の髪の毛が2cm以上伸びるとカラーの境目が目立ち始めます。
そのため、リタッチは1ヶ月半〜2ヶ月を目処に施術を受けるのが適切です。
リタッチは、コストを削減できるほか、全体染めと比べて髪へのダメージが少なく、手頃に行えるメリットがあります。
髪質や個人差によって、正確なリタッチの頻度は異なるため、気になる場合はヒアリングの際に適切な頻度を聞いておくと良いでしょう。
リタッチ|綺麗な髪色をキープするなら1ヶ月
ヘアカラー後、綺麗な髪色をなるべくキープしたい人は、1ヶ月ごとにリタッチをするのがおすすめです。
髪の毛は1ヶ月で1.5cmほど伸びるため、根本とヘアカラーの色の違いが1ヶ月ほどで出てきます。
茶髪や暗いトーンの場合は、比較的カラーの違いが目立ちませんが、髪色が明るいほど根元の色の違いが目立ちやすいです。
そのため、境目のカラーの違いをなくすためには、新しく伸びた髪をリタッチする必要があります。
頻繁なカラーリングは、頭や頭皮にダメージを与える可能性があるため、リタッチを続ける場合、セルフケアを徹底することも大切です。
全体染め|綺麗に保つなら1ヶ月程度
髪全体の明るさや髪色を変えたい人や男性は、全体染めを1ヶ月に一度行うのがおすすめ。
全体染めは、髪全体の色を均一に整えられ、髪全体の色ムラや髪質改善効果が期待できます。
ただし、1ヶ月ごとに全体染めを行うのは、髪や頭皮へのダメージが蓄積しやすいため、トリートメントやヘアミルクを使用してケアを行うことが重要です。
髪色や髪質によって頻度は異なるので、自身のライフスタイルや髪質に合った頻度を美容師に相談してください。
全体染め|明るくするなら半年に一度
全体染めで髪を明るいトーンにする場合、半年に一度の頻度で行いましょう。
髪のトーンを明るくする際、ブリーチ剤や明るいトーンのカラー剤を使用するため、比較的髪へのダメージが大きいです。
頻繁に髪を明るく染めると、髪質が劣化したり切れ毛や枝毛の原因となったりするので、髪への健康を維持するには半年に一度が無難。
ただし、髪が伸びてくると根元の髪色と全体の髪色の境目が目立ってくるため、リタッチを1ヶ月〜2ヶ月に一度検討しましょう。
白髪染めの場合は1ヶ月半に一度
白髪染めの場合、ヘアカラーは1ヶ月半に一度が無難です。
白髪が目立ち始めるのは、根元の新しく生えてきた髪の毛が伸びた時なので、新しい髪の毛が生えてくる1ヶ月頃が推奨されます。
白髪染めは自宅でも行えますが、美容院で施術を受けることで、プロによる色ムラのない仕上がりを実現できるのがメリットです。
髪質や髪へのダメージに考慮した薬剤を使用できるため、髪へのダメージが不安な場合でも快適に白髪を染められます。
なお、根本の白髪が気になる場合は、2〜3週間に一度白髪染めを行うと、髪全体の色ムラを防止できますよ。
ヘアカラーを持続させるポイント
- ヘアカラー当日はシャンプーを避ける
- カラーシャンプーを使う
- 洗髪時はぬるま湯を使用する
- ドライヤーやアイロンなどの熱を控える
- 紫外線対策を徹底する
- 暗めのトーンに染める
ヘアカラーの持続期間は、一般的に1ヶ月〜2ヶ月とされていますが、セルフケアを行うことでより長くヘアカラーを楽しめます。
ここからは、ヘアカラーを持続させるために自身でできるケアをご紹介。
施術当日に気をつけるべきことや、持続させるためにできる対策も解説しているので、ぜひケアを徹底しましょう。
ヘアカラー当日はシャンプーを避ける

ヘアカラー当日は、染料が十分に定着しておらず、洗髪によって薬剤が落ちて色素が流れやすくなっています。
そのため、施術当日はシャンプーを避け、染料をしっかりと定着させて色持ちを良くすることが大切です。
汗や不快感などで髪を洗う場合は、シャンプーを避けてぬるま湯のみで優しく髪をすすいでください。
このように、ヘアカラー当日のシャンプーは、染料が十分に定着していないため、なるべく当日のシャンプーは控えるようにしましょう。
カラーシャンプーを使う

ヘアカラーを持続させるには、髪に色素を補充できるカラーシャンプーがおすすめです。
ブルーやパープルなどの髪色に同系色のカラーシャンプーを使うと、黄ばみや赤みを抑えられ、より長く髪色をの楽しめます。
カラーシャンプーは自然と色を入れられるため、徐々に色を加えて髪色を自分で変えることも可能です。
ただし、シャンプーは毛先に色がつきやすくムラになりやすいので、毛先には控えめにつけるようにしましょう。
使用する期間としては、色が落ち始めた頃から使用し、3日に一度の頻度で継続するのが適切です。
洗髪時はぬるま湯を使用する
40度以上のお湯で髪を洗うのは、髪や頭皮にダメージを与える可能性があるため、洗髪時は36〜38度に設定しましょう。
髪や頭皮にダメージが与えられると、髪の表面を覆うキューティクルが損傷し、色持ちが悪くなるからです。
また、40度以上のお湯は髪の水分を奪いやすく、髪が乾燥して痛みやすくくなります。
このように、熱湯を洗髪時に使うのは、髪へ良くない影響を及ぼすため、ぬるま湯で洗うようにしましょう。
ドライヤーやアイロンなどの熱を控える

ドライヤーやヘアアイロンなどの高音の熱は、髪のキューティクルが開きやすくなります。
キューティクルが開くと髪の水分が失われ、乾燥や痛みを引き起こし、髪から色素が落ちていきやすいからです。
熱から髪を守るためには、ドライヤーやアイロンの頻繁な使用を避け、使う際はトリートメントを使うなど、髪に影響を及ぼさないように対策をしましょう。
紫外線対策を徹底する
紫外線は、髪のキューティクルを損傷して内部の色素を分解してしまうため、日頃から対策を行う必要があります。
たとえば、UVカットスプレーの使用、帽子や日傘を使うなど、自身に合った方法で対策しましょう。
また、髪の保湿ケアも併用して行うことで、紫外線による髪へのダメージを軽減できます。
トリートメントやヘアマスクを活用し、保湿ケアも徹底すると、より髪の健康を保つことが可能です。
髪のための紫外線を防ぐスプレーを使うのもおすすめですよ!
髪のための紫外線スプレー

暗めのトーンに染める
暗い髪色は色素が定着しやすいため、比較的色持ちが良い特徴があります。
明るい色に染める場合はブリーチが必須なことが多く、髪へダメージが増加し、色落ちするまで早くなることも。
暗いトーンの髪色はブリーチなしでも染められる場合があり、ダメージが軽減できるのもメリットの一つです。
ブラウンやブルーなど、暗い色に染める際は、自身の肌のトーンに合ったカラーを選ぶことで綺麗に仕上がります。
なお、暗めのトーンでもセルフケアを怠るとヘアカラーが褪色しやすいので、入念にセルフケアを行うことが大切です。
まとめ|適した頻度でヘアカラーを楽しもう
今回は、ヘアカラーの頻度やヘアカラーを持続させる秘訣について解説しました。
ヘアカラーの頻度は、主に1ヶ月〜2ヶ月ほどですが、自宅でのケアを重視することでより長く髪色を保つことが可能です。
ヘアカラーは、髪色や髪の健康状態によっても頻度が異なるため、適切な頻度で施術を受ける必要があります。
適した頻度でヘアカラーを行うことで快適に髪色を楽しめるので、本記事で解説したことを踏まえ、理想のヘアカラーを叶えましょう。