この記事でわかること
- 白髪染めとおしゃれ染めの違いについて
- それぞれのメリット・デメリット
最近白髪が気になってきたけど、白髪染めした方がいいのかな?
白髪染めのタイミングって難しいですよね。
それぞれ違いがありますので、解説していきますね!
白髪染めとおしゃれ染めの違いは?
白髪が染められるか!が1番の違いですが、細かく理解することで失敗が減ります!
同じカラー剤ではありますが、全然仕上がりも用途も変わります。
また今回1番伝えたいことは、もし白髪染めをするなら白髪染めのデメリットを理解した上で切り替えてほしいこと。
白髪が気になるから、という理由で白髪染めをして後悔する可能性も0ではありません。
美容師目線でわかりやすくまとめていきますので、ぜひ参考にしてください!
補足
おしゃれ染めとは、通常のヘアカラーのことを言います。
- 白髪を染めるヘアカラー・・・白髪染め
- 通常のヘアカラー・・・おしゃれ染め
と記載させていただきますので、ご確認お願いします!
白髪染めとおしゃれ染めの違いを解説
種類 | 染料の濃さ | 色のバリエーション | 明るくできるレベル |
---|---|---|---|
白髪染め (グレイカラー) | 濃い | 少ない | 5〜10 |
おしゃれ染め (ファッションカラー) | 薄い〜通常 | 多い | 5〜13 |
比較表に簡単にまとめましたが、さらに詳しく解説していきます!
白髪染めとは?|濃い染料で白髪をしっかり染めることが可能
白髪染めは白くなった髪をしっかりと染める必要があるので、濃い染料が使われています。
というのも、白髪は黒髪と比較をするとキューティクルが強くしっかりしているのが特徴です。
なので染料の濃いカラー剤を使う必要があり、通常のカラー剤では染まらないことから「白髪染め専用のカラー剤」を使う必要があります。
白髪専用のカラー剤があることが知らなかったかも
白髪染めができるカラー剤のことを「グレイカラー」と呼び、通常のカラー剤とは分けて考えていますよ!
おしゃれ染めとは?|明るさの幅と色のバリエーションが豊富なヘアカラー
おしゃれ染め(ファッションカラー)というのは、黒い髪を明るくしたり色を変えたりする染料です。
白髪がない人はこちらのおしゃれ染めで髪を染めるのが一般的になります!
色のバリエーションは豊富で、髪色を楽しむとなった時には欠かせないカラー剤になります。
基本はファッションカラーで白髪が生えてきたらグレイカラーすればいいの?
その通りです!白髪を染める必要がないならファッションカラーで対応するのがほとんどです!
おしゃれ染めで白髪を染めることはできない
白髪は白髪染めではないと染まらない
先ほどもお話しした通り、白髪染めとおしゃれ染めは染料の濃さが全然違います。
おしゃれ染めでも濃い染料はありますが、白髪を染めるほどの濃さはなくて。
白髪をしっかり染めるとなった時には白髪染めの選択肢を取っていただくのがベストだと思います!
たまに白髪染めを使わない白髪染め。とか見ますが、あまり信用しないほうがいいかも。
ちゃっかり白髪染めを混ぜられている可能性も0ではありませんからね。
おしゃれ染めなら髪色を明るくすることで白髪をぼかすことは可能
コントラストをつけないことで白髪を馴染ませる
白髪は色のコントラストによって、髪のベースの色が黒ければ黒いほど目立ちます。
白髪が目立って気になる方が、しっかり白髪染めをした結果、かえって新しい白髪が目立ってしまう、なんてこともあります。
そこでおしゃれ染めをしてベースの髪色を明るくすることによって、色のコントラストを抑えて白髪をぼかし、目立たなくするということもできます。
こちらのスタイルはハイライトをした際の仕上がりになりますが、コントラストがなくなるほど白髪がわかりにくくなることがわかると思いますよ!
おしゃれ染めから白髪染めに切り替えるタイミングは?
白髪が生えてきたけど、ついに白髪染めしないといけないかな?
タイミングとしては顔まわり、トップの見える範囲に白髪が生えてきたら検討してもいいと思っています
人によって白髪の生え方にはばらつきがあること、白髪がどのくらい気になるかは変わります。
ただ顔まわりや、トップの見えるところに白髪が目立ち始めたら1つの目安としてほしいです。
鏡をみるたびに白髪をみてしまうストレスを考えたら染めた方が心にも優しいですからね
白髪染めのデメリットはあるので理解してから切り替えてほしい
- 染料が濃いので、1度白髪染めをすると明るくするのが難しい
- 頭皮に薬をためて塗るので、おしゃれ染めより刺激がある
デメリット①|染料が濃いので、1度白髪染めをすると明るくするのが難しい
白髪染めで1度染めてしまうと、黒く染まった髪を改めて明るくするのは難しいです。
白髪染めはそもそも白髪をしっかり染めることが目的で、濃い染料のブラウンの色素などはブリーチをしたとしても少し残ります。
ブリーチせずにカラーだけで明るく染め直すとしたら、かなり明るい色で数回に分けて染める必要があり、それでなんとか少し明るくなる程度です。
ブリーチをすれば髪にはダメージを与えるので、明るくする際には慎重に決断してほしいですね
デメリット②|頭皮に薬をためて塗るので、おしゃれ染めより刺激がある
白髪染めは、気になる部分を根本からしっかりと染めます。
というのも、白髪はキューティクルがしっかりしているためカラー剤の量が少ないと浮いてしまい染まらない原因につながります。
染料不足で染まらないことがないように、たっぷりと根本につけるのが基本です。
このため白髪染めの染料は、おしゃれ染めに比べてどうしても頭皮につきやすく、ヒリヒリとした刺激を受けることも多くなります。
おしゃれ染めの場合は根元ギリギリから塗布しても問題ないですが、白髪染めはべたっと溜めるように塗るので違いがありますね
まとめ|白髪染めとおしゃれ染めは全然違う用途で使う
種類 | 染料の濃さ | 色のバリエーション | 明るくできるレベル |
---|---|---|---|
白髪染め (グレイカラー) | 濃い | 少ない | 5〜10 |
おしゃれ染め (ファッションカラー) | 薄い〜通常 | 多い | 5〜13 |
今回は白髪染めとおしゃれ染めの違いについて解説させていただきました。
白髪染めとおしゃれ染めは同じカラー剤ではありますが、おすすめの人も違いますし、用途も変わります。
どちらで染めるかは大切になりますので、ぜひ参考にしていただければと思います!