- ラベンダーグレージュのスタイルを紹介
- ブリーチあり・なしでどのくらい変わるのか
- 色落ち後の色について
- 色落ちさせないためにできること
ラベンダーグレージュにしたいけどどうすればいいの?
美容師がヘアカラーの疑問に答えていきます!
今回は、女性に人気のヘアカラー「ラベンダーグレージュ」について解説していきます。
グレーの透明感と、ラベンダーの暖かさや柔らかさが組み合わさったおしゃれな色。
可愛らしさと女性らしさがあるおすすめの色になりますので、ぜひ参考にしてください!
- グレーがくすんでいるので、ブリーチは必須
- 色落ちはラベンダーが黄ばみを飛ばしてくれる
- 色落ち対策はカラーシャンプー
ラベンダーグレージュとは?|透け感と柔らかさがある人気のヘアカラー
ラベンダー強め
グレー強め
ブリーチなし
ラベンダーグレージュ×インナーカラーも最高におしゃれ
ラベンダーグレージュにするにはブリーチは必須?|あり・なしの違いを解説
- ブリーチあり・・・くすみのあるラベンダーに発色する
- ブリーチなし・・・ブラウンベースのラベンダーグレーになる
ラベンダーグレージュをブリーチありでした場合
くすみのあるラベンダーに発色する
ブリーチで明るくすることができたら、ラベンダーグレーの良さを実感していただけます!
ラベンダーグレーは、ラベンダーとグレーの2つの色が混ざっていますが、グレーのくすみや透明感はベースの髪色が暗いと良さがわかりません。
そのため、ラベンダーグレーを発色させるには、ベースの色がブリーチでキレイに抜けている必要があります。
ラベンダーグレーに染めるなら、ブリーチ前提で考えた方がいいかもしれません
ラベンダーグレージュをブリーチなしでした場合
ブラウンベースのラベンダーグレー
ブリーチなしだとラベンダーグレーの髪色は、ブラウン系ベースになります。
またラベンダーグレーの特徴である、グレーのくすみ感はほぼ発色しません。
グレーのくすみ感はベースを明るくすることによって良さがわかるので、グレーを出したい場合はブリーチがある方が発色もキレイで透明感も出ます。
ブリーチをしない、できない場合はグレーをなくしてラベンダーのみにするか、グレーをほんのりと入れてアクセントとして使う方がおすすめです!
ブリーチなしだと、ラベンダーグレーの良さが出ない可能性が高いかも
ラベンダーグレージュは色落ちしたら汚いの?|黄ばみが出にくいのでキレイに色落ちする
- ブリーチあり・・・透明感のある金髪(ゴールド)
- ブリーチなし・・・グレーのくすみ感は抜けるが、ラベンダーの補色で黄色っぽくなりにくい
ラベンダーグレーの色落ちは、ブリーチありなし関係なく汚くはなりません。
その代わりに色落ちの仕方は両者全く変わってきますので、それぞれの色落ちの特徴を紹介していきます。
わかりやすくまとめますので参考にしてくださいね!
ラベンダーグレージュの色落ち|ブリーチありの場合
透明感のある金髪(ゴールド)
ラベンダーグレーに含まれる、紫が黄ばみを打ち消しながら色落ちします。
そのため、ラベンダーが含まれていないカラーよりも透明感が出やすいので色落ちはキレイです!
ダブルカラーをして、色落ちすると金髪になりますが、金髪が汚くならないのがラベンダーの魅力です。
ラベンダーグレージュの色落ち|ブリーチなしの場合
グレーのくすみ感は抜けるが、ラベンダーの補色で黄色っぽくなりにくい
ラベンダーグレーはブリーチなしで染めると、ブラウンベースの髪色になります。
特に11〜13レベルのハイトーンで染めた場合は、ラベンダーグレー特有のくすみ感が出づらいです。
ただし、発色が弱いからと言って全てがデメリットというわけではありません。
裏を返せば「色落ち後も変化が少ない」というメリットもあるんです。
ハイトーンで染めたラベンダーグレーは、色落ちの変化も少ないため汚くなる心配もないです。
8レベル以下の暗いラベンダーグレーだと、色落ちすると少しだけ黄色っぽさが増します。
黄色っぽさが増すと言っても、ブリーチをしているわけではないため金髪にはなりません。
色落ち対策|ブリーチあり・なしで変わる
- ブリーチあり・・・アッシュのカラーシャンプーがおすすめ
- ブリーチなし・・・美容院で染め直すのが効果的
ブリーチありの色落ち対策|アッシュのカラーシャンプーで色を足していく
ラベンダーグレーの色落ちに使用するのは、カラーシャンプーです。
ただし、カラーシャンプーはパープルよりもアッシュがいいかもしれません。
カラーシャンプーのパープル(ムラシャン)はよく勘違いされやすいんですが、紫に染まるわけではありません。
ムラシャンの効果としては、色落ちで生じる黄ばみを和らげることです。
そのため、ラベンダーグレーにパープルのカラーシャンプーを使うとベージュっぽい色になります。
パープルに染まったラベンダーグレーに使用しても、紫っぽさは消えていくので色持ちをよくする効果としてはやや弱いです。
なので、パープルを入れるのではなくアッシュを入れることにより色持ちをよくして透明感を維持することが効果的です。
ラベンダーグレーで使用するカラーシャンプーは、以下のように使い分けるのがおすすめです。
- カラーシャンプーパープル…ベージュに色落ちさせたい
- カラーシャンプーアッシュ…グレーっぽさを残したい
色の発色やベースの髪色によってもおすすめは変わりますが、クオルシアのカラーシャンプーが染料も濃くて違いがわかりやすいです。
アッシュとパープルともにありますので、紹介しておきます!
ブリーチなしの色落ち対策|美容院で染め直すのがおすすめ
ベースの明るさにもよりますが、ブリーチをしていない髪にカラーシャンプーを使ってもあまり違いが出ません。
もしラベンダーグレーをもう一度楽しみたい場合は、美容院で染め直すのが効果的です。
そもそもブリーチをしないとラベンダーグレーがわかりにくい問題もありますしね
まとめ|ラベンダーグレージュは暗めより、明るめにしてから色を入れるとキレイに発色する
- グレーがくすんでいるので、ブリーチは必須
- 色落ちはラベンダーが黄ばみを飛ばしてくれる
- 色落ち対策はカラーシャンプー
今回は「ラベンダーグレージュの教科書」ということで、色落ち過程や色持ちをよくする方法などもまとめました。
グレーの透明感はブリーチをするからこそ、出るものではありますのでぜひブリーチをして楽しんでほしい色ではあります。
オーダーの際に、ラベンダー強めなのか、グレー強めなのかでも印象は大きく変わりますので、ぜひ記事を見返していただき選んでいただければと思います。
ラベンダーグレージュを楽しんでくださいね!